内容の濃い小説を読むと一つか二つ気に入った場面があり頭に残っているものである。
先ほど、NHKのラジオで又吉が、昔人間失格を読んだときに 主人公 葉蔵 が珍しく機嫌の良い父から
今度東京に行くがなにか買ってきてやろう…何がいいと言われほしいものがなく答えに窮していた葉蔵をみて
機嫌が悪くなった父に、夜 父のノートへそっと「シシマイ」(獅子舞のおもちゃ)と書くのであるが
又吉はこの場面が好きだという…というのを聞いて私も好きだったのでとても驚きました。
又吉のように才能は有りませんがギターで意気消沈している私に元気つけてくれたような気がしました。
人間失格は最初読んだとき初っ端から なんなんだこの小説は…というショックを受けました。
それは、シルヴィーバルタンとかショッキングブルーを聴いていたころにツエッペリンの音楽を聴いた時の
なんなんだこの曲は…というのにとても似ています。
ほかにも佐藤愛子(現在96歳)の描いた「血脈」
では父、佐藤公録が次々と女に手を出した結果4人の道楽者の不良ダメ息子を養う結果となり
中でも一番ダメな長男ハチロー(のちの天才詩人サトウハチロー)の道楽は群を抜いていました。
そんなダメ息子たちの扶養するための資金を稼ぐために売れっ子少年小説作家は、夏の暑い日に
サルマタを履いて「書いても書いても金が足りない…汗がサルマタにしたたる」という場面が好きで頭に残っています。
おまけです。