映画「砂の器」…追記

●脚本は橋本忍。師匠である脚本の天才、黒澤明に見せたところ「これじゃぁダメだね…くどすぎる」と言われダメだしをされて修正箇所を教えてもらった。しかし橋本は考えに考えて全く修正せずに「砂の器」を世に送り込んだ。ふたを開ければ大成功。清張と橋本の勝利であろう。もともと清張の本はくどいのである。

映画のラストシーンは、幼き頃の秀夫(和賀英良)と父、千代吉との巡礼…「宿命」を指揮する和賀英良…警視庁合同捜査会議で得々と語る今西刑事…各々のシーンが並行してラストに向かってい行くのである。(当時としては珍しい進行シーンなのだ。)

●それにしてもこんな重い作品なのに「エレクトロニクス押し売り撃退機」は、いただけない。